ブックタイトル広報誌「あぐりあーす」2021年7月号　電子ブック版

概要

広報誌「あぐりあーす」2021年7月号　電子ブック版

営農講座営農講座食卓の定番野菜であるキャベツとブロッコリーは、ビタミンＣをはじめとした栄養素が豊富に含まれます。どちらもアブラナ科野菜であり、栽培方法は共通する部分が多くあります。今回は、キャベツ・ブロッコリーの栽培についてご紹介します。１栽培のポイント1堆肥などの有機物施用によって土づくりをしっかりおこなう2栽培時期に適した品種を選ぶ3連作を避ける4病害虫の発生に注意し、系統の異なる農薬でローテーション防除をおこなう２ほ場の選定・準備土壌はあまり選びませんが、有機質に富み保水力があり、排水のよいほ場が適します。排水が悪い場合は、畝を高くしたり、ほ場の周りに明きょを掘る等の排水対策をおこなってください。好適pHは、５.５?６.５です。また、根こぶ病の発生ほ場は避けます。ほ場では、定植一か月前までに完熟堆肥を10ａ当たり２ｔ施用します。炭酸苦土石灰を施用した後、定植14日前に基肥を施用します。年内どりは基肥主体で初期生育を促し、年明けどりは追肥で収穫まで肥効を持続させます。畝は、畝幅１４０?１５０cm、条間50 cm、株間35 cmの二条植えでつくります。３は種・育苗育苗は降雨対策のためビニールハウス内でおこないます。10ａ当たりに１２８穴セルトレイ・育苗箱を約40枚、コーティング種子５，０００粒、育苗培土を用意します。培土を詰め、セルトレイの下から水が出るまで十分にかん水し、１穴に１粒まきます。７mm程度覆土して再度水やりをします。発芽するまでは乾燥させないようにしましょう。発芽後、高温期は納屋等の涼しい場所に置きます。水管理は、育苗前半は過湿にならない程度にムラなくおこない、育苗後半は軟弱徒長防止のため、やや控えめにおこないます。また、15時以降のかん水は徒長や立枯病発生の原因となるため控えます。４定植・追肥根鉢がまわり、本葉３?４枚になったら定植適期です。病害虫防除のために、定植前日?当日に薬剤施用をおこないます。また、定植直前に活着促進のためにかん水を兼ねて液肥（１，０００倍）を施用します。定植約２週間後に、10ａ当たり窒素成分で２?３kg程度の追肥をおこない、あわせて中耕・土寄せします。２回目の追肥は、キャベツでは結球始めの時期、ブロッコリーでは定植約40日後におこないます。５病害虫防除害虫はコナガ・アブラムシ・アオムシ等、年によってはハスモンヨトウが大発生します。病気はべと病・菌核病・軟腐病・黒腐病等の発生に注意が必要です。発生初期に農薬で防除しましょう。２週間おきに防除をおこなうと効果的です。また、連作ほ場では根こぶ病が発生する恐れがあるので定植前に農薬を使用しましょう。６収穫キャベツは、十分に結球し、結球部を上から触って固くなっているものを収穫します。ブロッコリーは、花蕾を上から手で押さえて、やや弾力性のある時が収穫の目安です。収穫適期が短いので、取り遅れないよう気を付けましょう。（飯塚普及指導センター野菜係）●次回はです「トビイロウンカ対策について」キャベツ・ブロッコリーの作り方品種・作型例品種名は種定植収穫金春（春系）夢舞台（寒玉）おはようグランドームむつみウィンタードーム８/中８/中８/中８/中８/下８/下９/中９/中９/中９/中９/下９/下11/中１/中11/中12/中１/中２/上キャベツブロッコリー水瓶座(1/20～2/18）【全体運】計画性を発揮して。具体的なプランを提案できれば勝利の女神はあなたにほほ笑みます。周囲の力を借りるのも◎【健康運】規則正しい生活で心身も運気も安定へ【幸運の食べ物】ハスカップ魚座(2/19～3/20）【全体運】好調運に恵まれます。感謝の気持ちを示せば好循環が加速。ビジネスもプライベートも遊び心を発揮しましょう【健康運】初めてのスポーツは専門家の指導の下で【幸運の食べ物】エダマメ9