ブックタイトル広報誌「あぐりあーす」2022年4月号 電子ブック版
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広報誌「あぐりあーす」2022年4月号 電子ブック版
乙女座(8/23~9/22)獅子座(7/23~8/22)【全体運】一難去ってまた一難、状況が目まぐるしく変わりそう。臨機応変に。考え過ぎず素早く動いてベター【健康運】弱い部分をいたわりつつペース配分を考えて【幸運の食べ物】ノビル【全体運】大きく高めの目標が幸運を呼び込みます。難題も無理と決め付けず「なんとかならないか?」と考えてみましょう【健康運】むちゃはしないで。交通ルールを順守し慎重に【幸運の食べ物】新タマネギ6フード・マイレージを知ることによって何が分かるのでしょうか。表を見てください。輸入食料のフード・マイレージは日本が断トツです。どれほど輸入に頼っているかは食料自給率の各国比較からも一目瞭然。100%を超える国は輸出もできている国であり、日本は食べ物の約60%が輸入品です。畜産用の飼料を含む穀物の自給率は、わずか28%まで下がってしまうのです。輸入が多いということは、それだけ国内の第1次産業が縮小しているということでもあります。耕作放棄地が増え、農山村が荒れると、土地の貯水力が低下したり獣害が増したりもします。輸入食料には安全性が不安な場合もあります。生産現場で何が行われているか私たちは知ることができませんし、長い時間をかけて運んだり保管したりするために、保存性を高める必要もあります。そして、最も大きな問題が地球環境に対する負荷です。長距離輸送には多大なエネルギーを使います。例えば国産ブロッコリーに対して、米国産は輸送に際して約8倍の二酸化炭素を排出しているという報告も。試算では、2008年度の国内での食料輸送に伴う二酸化炭素排出量約900万トンに対して、輸入食料では1億6900万トン(全て船舶輸送と仮定した場合)にも及びます。日本の人口で割ると1人当たり年間約130kg。この二酸化炭素の量を、電力を節約して埋め合わせるには、テレビを見る時間を毎日1時間減らしても11年もかかります。地球環境を守るための二酸化炭素排出量削減が世界的な課題になっている今、フード・マイレージの数値を減らしていくことが大きな意味を持っているのです。フード・マイレージから日本の「食」を考えよう「フード・マイレージ」という言葉を聞いたことはありますか。これは、輸送される食料の量と距離を数字で表したものです。食べ物の安全性問題や地球環境への負荷もここから見えてきます。「フード・マイレージ」とは?食料ごとの輸送距離と量の指標日本のフード・マイレージを考える数値の高さから見えてくる問題監修:フード・マイレージ資料室主宰中田哲也フード・マイレージ資料室https://food-mileage.jp/私たちが日々食べているものが、どこから運ばれてきたか意識したことはありますか?お店に並ぶ穀物や野菜、肉、魚などは皆、国内外の農業・漁業現場からもたらされますし、工場で作られる加工食品の材料も同様です。遠い国から輸送されている食品もたくさんあります。食料が最初に生産された場所から、私たちの口に届くまでの輸送距離に量を掛けた、指標となる数字がフード・マイレージです。輸入食料の場合は、生産地から港までと輸出国から日本までの船便での距離、日本の港から消費地までのトラック輸送距離を足した数に総量を掛けます。地球の反対側から大量に輸入されている場合、大きな数字になるのは必然。また、国産食料でも、はるか離れた場所で生産されたものを運んでくれば、高い数字になるでしょう。考え方は簡単食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせた指標。輸送量×距離【例えば】米国ワシントンD.C.からニューオリンズ港までの直線距離をトラックと内航船舶半々で運び、船舶で東京に入ってから、またトラックで消費地に運ぶ。(トラック+船舶輸送距離)×総量=フード・マイレージ(単位はt・km)