ブックタイトル広報誌「あぐりあーす」2023年1月号 電子ブック版
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広報誌「あぐりあーす」2023年1月号 電子ブック版
新年明けましておめでとうございます。 組合員・利用者の皆様におかれましては、健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は、JA事業に対し格別のご理解とご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。 昨年を振り返りますと令和2年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大が長期化し、依然として経済活動や国民生活にも大きな影響を及ぼしています。新型コロナウイルス感染症の流行は、外食産業やインバウンドの需要減少などにより、組合員の農業経営はもとよりJAの各事業にも影響を与え、今後も引き続きポストコロナでの事業運営が求められております。 また、ロシアによるウクライナ侵攻により国際情勢が大きく変化し、生産資材や飼料、燃料等の高騰は農業生産の現場にも大きな影響を与えております。 JAとしましては、農家組合員の生産費削減の一助として、国・県が行う「肥料価格高騰対策事業」にJAが取組実施者となり事業申請支援や「施設園芸燃油対策」や「肥料農薬共同購入支援」を実施しているところです。 このような厳しい情勢の中ではありましたが、昨年5月には平成9年の合併によるJAふくおか嘉穂の誕生から25年を迎えた事から組合員・利用者の皆様への感謝と還元などを目的に「合併25周年事業」を実施いたしました。 さらには、組合員の皆様のご期待に応え、地産地消の拠点となる複合型ファーマーズマーケット「KAHO TERRAS(カホテラス)」が11月1日オープンいたしました。オープン初日から大勢の方々でにぎわい、11月の来場者は予想をはるかに上回る結果となりました。今後も出荷会員の拡大による安全・安心で新鮮な農畜産物や筑豊ならではの加工品等の豊富な品ぞろえにより、県内外から多数の来場者を迎え、生産者と消費者を繋ぐ架け橋として「KAHO TERRAS」を発展させてまいる所存ですので、組合員・地域の皆様のご来場をお待ちしております。 昨年は「令和4年度?令和6年度 3ヶ年経営計画」の初年度として「実践から浸透へ自己改革で実現する持続可能な未来へ向けたJAの役割発揮」をテーマに営農事業においては、食料・農業基盤の確立・強化を目的に、次世代総点検運動や営農経済推進係の拠点勤務化によります出向く体制を強化し、次世代組合員との関係強化や持続可能な農業生産の確立に取り組んでまいりました。 令和5年度も引き続き、組合員との対話活動を通じて「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」に向けて、さらに自己改革を進めてまいります。 結びになりますが、JAを取り巻く環境はより一層厳しくなる中、JA経営基盤の確立・強化に向けて取り組んでまいりますので、組合員の皆様のご理解とご協力をお願いいたしますとともに、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。新年の御挨拶代表理事組合長笹尾 宏俊2