ブックタイトル広報誌「あぐりあーす」2023年5月号 電子ブック版

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広報誌「あぐりあーす」2023年5月号 電子ブック版

3 庄内地区でフキの栽培が始まったのは、昭和40年。 地域の生産者が大阪府泉南地区へ視察にいった際、フキに着目し、庄内地区は盆地でフキの栽培に適していると思い、種根を持ち帰って栽培を試みました。 生産者15人で部会も立ち上売を開始。優良種根などの導入に取り組み、昭和53年には中央部の水田に「フキ団地」をつくりました。生産者同士が栽培技術の情報を共有し、切磋琢磨しあうことで品質の良いフキを安定生産・出荷できる体制を整えました。 平成7年からは、消費者の利便性を考えたカットフキの出荷量を増加。福岡県一の生産量を誇るまでとなりました。 若い人たちにもっとフキを食べてもらえる様に、ここ数年レシピの開発や市場での試食販売にも力を入れています。 また、毎年、庄内地区の小・中学生を対象に、将来の新たな生産者が誕生する事の期待や、食育の一環として、フキ栽培についての学習や農業体験をおこなう活動を、フキ部会で取り組んでいます。 「フキはメジャーな野菜ではありませんが、それだけ伸び代が大きく増収増益の可能性を秘めています。先輩たちが築きあげてきたこのブランドを次の世代へと継承していきたいです。」 JAふくおか嘉穂が新設した直売所の「かほ兵衛の台所」や庄内地区の直売所「庄四季物」でも、庄内フキを取り扱っているので、是非ご賞味ください。げ、ハウス栽培に取り組みましたが、自然災害の影響などで栽培が難しくなった事もあり、離脱者が続出しました。 しかし、残った生産者や新規就農者のおかげで、現在もフキ部会を継続する事が出来ています。 以降、昭和43年からは共同販先人たちからの想いも詰まった庄内フキふくおか嘉穂ふくおか嘉穂美味しいフキばい!